もしかしたら元さんは幕府の密偵ではないのか。
放三郎よりも身分の高い幕臣の密偵、それならば前島聖天が成り立っているのもなんとなく頷ける。
スサノウ神社(だっけ?)も確か氏子がいない神社で、どちらかというとその土地全体の神様ということになる。ならば前島聖天も江戸全体の神様ではないのか。だから江戸幕府が守っている。色々な援助をしたり。
二代将軍の葬列に持者が二人いたという記録があって、幕府が持者と何らかの関係があったのではないか、というのも考えられる。ならばその末裔の元さんとも何かあるのではないか。
ある意味怪しい組織に密偵一人送らないのは変。放三郎も干渉できないほど身分が高い人の密偵。そう考えてみればユキは元旗本だけど浮民だったからないと思う。宰蔵は芝居小屋、アビにいたっては山の民だからとりあえず外しておく。となると元さんか。
地下の神社の存在なんて知ってる人なかなかいなさそうだし、あまり存在にも気づかれてなさそう。
説十三で元さんがところてん売りの格好をするらしいが…それも関所を越えるための隠れ蓑ではないのか。いや、元さんが日光に行くってのはないと思いますが(笑
関所を超えるためには手形が必要で、その身分を隠すために、とか。ある意味バレちゃいけない存在かもしれないし。だからところてん売りに扮した、とか。
いや、妄想なのは分かってるんです。ありえないのも分かってるんです。
でもこうだったら面白いなぁ、と。